【PSO2・キャラ小咄】アクシィとキャティアのオチのない話:第4回 Scars of the justice(キャティア編)
注意!
ということで、今日は小咄です。といっても、今日は、アクシィとキャティアの”キャラクター設定”を紹介すると言った意図になっております。基本的にPSO2公式設定、ストーリーに準拠しておりますが、基本オマージュ&パロディも多分に含むであろうアクシィの独自設定になります。
かなり内容は臭いかも?RP要素が苦手な方は、回れ右をお願いします。
アクシィ「キャティさんは、なんでアークスになったんですか?兼任でオラクル海軍でもそれなりに地位があるのに、もしよかったら、聞かせて下さい」
キャティア「まあ、いっか。この手の話には付き物のつまんない話よ、それでもいいなら、聞くかい?それと、素面ではやりにくい話だから、冷蔵庫からハイボールもってきてね」
続きは折りたたみ!
キャティア「ぼくはオラクル、アークスシップの居住区シップで生まれたよ。父さんは当時アークスの下部組織だった宇宙機動隊。母さんは専業主婦、まあ、やたらとPTA役員やったり、ボクと一緒に剣道の道場に通ったり、多分幸せな家庭だったさ」
キャティア「まあ、オラクルの人間は全員フォトン適正検査受けるから、ボクは適正は合ったんだ。でもそのときは、アークスになる気なんてこれっぽっちもなかった。むしろ父さんの仕事に憧れてたな。でかい船で宇宙を飛び回ることに憧れてた。でも、ボクが小学校を卒業して、中学校にあがるころ、あの事件が起こった・・・」
アクシィ「ダーカー襲撃第612号事件・・・」
キャティア「そう、そのとき狙われた船の1つが、ボクの乗った船だった。でもボクの船は”見捨てられたんだ”同時に侵攻してきた別の船にアークスは送られた。研究所の支部や武器工房があるシップの防衛にアークスは回されたんだ。ま、当時ではよくあることさ」
アクシィ「ダーカーの特殊性、物質でありながら波動性をもつ、ゆえに、フォトンでしか対応できない。だからこそ、対ダーカーに関しては、当時はアークスそのものが唯一の有効な兵器だった」
キャティア「ボクは生き延びた。でも父さんは機関銃抱えて仁王立ち、母さんはボクを抱えて脱出ポッドへ、1便には大人は乗れなかった。1便はフォトン適正のもつ子供が優先されたからね。でも2便以降は・・・」
アクシィ「当時の上層部は、侵食が閾値を超えた船は自沈処理することを決定した。でも、乗組員や非戦闘員が脱出した後・・・ではなくて」
キャティア「侵食が飛び火したらオラクルがなくなっちゃうからね。侵食が広がる前に”滅菌作戦”の対象にされたのさ」
キャティア「当時はガキだったからね、恨んだよ。ダーカはもちろん、普通に、マザーシップだか六芒均衡だか知らないけど、ボクは決してアークスになんかなってやるもんか!って。その後は、宇宙機動隊もとい、海軍の士官学校に通いつつ入隊して、まあ、才能はあったんだろうね。中佐になって、とある惑星の威力偵察任務で、輸送艦と戦闘爆撃機で向かったんだ」
アクシィ「・・・なんか、読めてきた」
キャティア「その惑星は、ダーカーの研究施設があって、ダーカー因子のバイオハザードが起こってたんだ。報告したら、アークス上層部付でこんな命令が来たんだ”現有戦力で可能な限り汚染防除の措置をせよ”」
アクシィ「つまり・・・反物質兵器や熱核兵器、フォトン兵器をつかって惑星ごと焼き払え・・・」
キャティア「でも、ボクの船は輸送艦だったし、可能な限り非戦闘員の収容するべきと思ったんだ。大気圏内に部下もたくさんいたんだ。まあ、都市1つに満たない人数しか収容できなかったけどさ・・・そこは甘かったのかもしれない。でも部下に内緒で、有人惑星に反物質弾や熱核兵器はぶちこめないしょ?」
アクシィ「・・・当時はまだ、虚空機関の勢力も大きかったし・・・海軍と名前はついたけど、実質はアークスができない汚れ仕事を受け持つ組織として存在していた」
キャティア「そうだよ、アークスは”正義の味方”だからね。アークスは”宇宙の敵であるダーカーの排除”そして、海軍は”オラクルに敵対する文明の駆逐”のための組織だから」
キャティア「で、命令違反で、ボクはめでたく軍法会議。軍籍剥奪に懲役、最悪は研究所のサンプル行き。楽しい未来が待ってました。でも、そのときにさ・・・軍法会議の場で言われたのが”フォトン適正をもつ貴官の献身次第で待遇を考える”と・・・」
アクシィ「うわぁ・・・」
キャティア「アークスの兵員は、【巨躯】【若人】の襲撃で大分減ってたし、あの”守護輝士”殿のお二方もまだいなかったから、猫の手でも借りたかったんだろうね。あとさ、ボクの部下にはフォトン適正のない連中も多かったから、ボクは軍刑務所で、あいつらは良くてもニート、悪ければまさに人体実験のサンプルになってた。選択の余地はなかったんだ」
キャティア「そしてめでたく、アークスのキャティア・イクストルが誕生しましたとさ。海軍では、アークス上層部に命令違反した女士官として、それはまあ、楽しい仕事場だった。でも部下がついてきてくれて、なんとかなったね。それに、正義の味方様のお仕事も、まあ悪くはない、ダーカーに対しては一番の復讐になるからね」
アクシィ「ぼくがちょうどキャティさんのところに来たのも、その頃ですね」
アクシィ「あの頃のキャティさんは、正直怖かった。前のめりで、イライラしてて」
キャティア「ごめんね、ボクも感情の動物たる人間だから、まあ、いろいろ乙女はお腹に一物抱えてるってことさ」
アクシィ「・・・アークスは、オラクル・・・シオンやシャオ、六芒均衡、まだ恨んでますか?」
キャティア「ま、あのころ以前のアークスは全知野郎の使い走りだったし、もともとアークス自体がフォトナーの使い走りの兵隊アリ。恨む筋合いなんてないよ」
アクシィ(・・・嘘をついてる顔だ)
キャティア「でも、アークスが戦って、深遠なる闇を撃退したり、ダーカーを駆逐すれば、それだけ救われる命もあるというのは事実。必要だよ、この宇宙に”アークス”は。それに、アークスでも戦友はたくさんいるし、彼らを守りたいのは本心よ、もちろん、キミもね」
アクシィ「・・・本当は、どう思ってるんですか?目が、笑ってないです」
キャティア「残念ながらそれより先は乙女の領域、キミでも、入ってくることは許されない。だから勘弁してね」
アクシィ「・・・」
キャティア「一つだけ言えることは”正義は時として残酷”。そして”この世界に、神様は必要ない”ってことさ」
アクシィ「じゃあ、キャティさんは、何が目的で戦ってるんですか?」
キャティア「今日は随分とくってかかってくるね。ニートになりたくない、ってのは冗談で・・・んまあ・・・」
キャティア「ひとつは”復讐”のため、それとボク自身のやるべきことである”理念”のため。でも一番は”部下や戦友、守るべき人たち”のために力を行使することは、たとえ正義ではなくても、人間が生きるためにはやるべきことだと思う」
キャティア「満足行く回答は得られたかな?アークスから出向中のアクシィ・オーキド少尉殿」
アクシィ「今は、満足です」
キャティア「では、きな臭い話は終わり、ところで・・・この料理美味しいねえ」
アクシィ「オクラを軽く茹でて、熱を取ったあと、そばつゆを注いで、鮭節をかけました。冷蔵庫で保管すれば保ちますし、御飯のおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりですよ。かんたんだし」
キャティア「この前は、できなかったけど、今度はボクがメシつくったげる。うち秘伝の”イクストル風ミートソーススパゲティ”をつくってあげよう。学生時代にね、レストラン”シェル・レラン”でバイトしてたときに覚えたの。これなら信用してくれるでしょ?」
アクシィ「楽しみです!」
キャティア「さて、お酒はもういいからごはんちょうだいな」
アクシィ「おばあちゃん!夕食さっきたべたじゃないですか!」
キャティア「小腹減ったんだよ!拷問だ!とにかく拷問する!!」
アクシィ「ご・・・ごめんなさい!(よかった、いつものノリにもどった!)」
アクシィの独自設定をちょっとだけ解説
※宇宙機動隊&海軍
オラクル内の組織ですが、アークスとは別組織になります。アークスが調査した惑星、空間に、オラクルに対し敵意の強い文明や敵性生命体などが存在した場合、それらを相手に”戦争”をするための部隊です。ただし、オラクル内の序列は、アークスの設立目的である”ダーカーの排除”が最上位にくることもあり、六芒均衡以上のアークスには絶対命令権”絶対例(アビス)のようなものとは別”。また一般アークスも海軍では2階級上の扱い、命令を出す上での高いクリアランスを持つことになります。同様の組織に、海兵隊、地上軍があります。
主に、フォトン適正の無い人員が中心、宇宙戦闘艦、戦闘艇、地上軍は戦車、装甲車。宇宙艦などにはフォトンリアクターがありますから、エネルギー源はフォトンです。ただ、兵員はフォトンを扱えないので、アークスの武器とは別系統の武器を使用するのが中心になります
※ダーカーは物質でありながら波動性を持つ
ダーカーの侵食が・・・うん、ここはオマージュ、R-TYPEでのバイドに似ているというところから着想を得ました。”ダーカーを完全に消し去るにはフォトンを使わないといけない”というガジェットへのアクシィの解釈です。バイドも同様、波動砲かフォースでしか倒せない存在ですよね
※アクシィはシオンやシャオ嫌い?
んなことはない!!・・・でも、アクシィの脳内はだいたい魔王ではなく神様がラスボスなんですめんご
最後まで読んでくれてありがとう!もしよかったら、お願いします!